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■制度実施までの経緯
「環境の世紀」とよばれる21世紀をむかえ、地球規模での環境保護・保全・紛争・破壊など、「環境」をめぐるさまざまな課題に立ち向かう活動が展開されるようになってきた。その中で、様々な問題・課題を平和的に解決するための最も良い方法がやはり「教育」だ、という概念が再燃し始め、罰則や管理ではない「教育」による環境保護・保全を進める動きが注目を浴びるようになり、学校教育・余暇・企業教育など、各セクターで「環境教育」を取り入れる場面が目立ちはじめた。
そんな時代の流れの中で、登別市においては「登別市ネイチャーセンター ふぉれすと鉱山」がオープンし、自然体験型環境教育を旗印として多岐にわたる活動が繰り広げられている。そして、ふぉれすと鉱山の活動を支援するために「モモンガくらぶ」が設立され、多くの有識者・市民活動家・興味のある者が集まり始めた。
しかし、支援活動をしようにも、会員によって、自然環境、とくに鉱山町の自然に対する知識や、それを伝えるための技術などにばらつきがあったり、「知って」はいても「伝える」ことができない、という壁に直面しはじめた。
そこで、モモンガくらぶとしてはその壁を打破し、くらぶの理念の実現、および会員の資質向上を促進させるために、「形の見えるトレーニングスタイル」を模索した。その結果、トレーニングによる会員の資質向上をくらぶが公認し、公認された者にはくらぶがその活動をバックアップする、という独自の資格制度を設け、人材育成とくらぶとしての資質保持を図ることとした。
このような想いが凝縮・結晶化された「コーザンネイチャーガイド:KoNG(コング)」制度が、鉱山町はもちろん、登別市・北海道・日本・アジア・世界の様々な問題を平和的に解決するために必要な人材育成の礎となってくれることを切に願う。
■目的
ふぉれすと鉱山の来館者に対し、鉱山町の自然環境を、安全に、的確に案内できる人材を育成し、その資質・品質を保持、発展させるとともに、鉱山町における自然環境の再生の過程をより多くの市民に啓蒙する。
■事業・資格名称
コーザンネイチャーガイド「Kozan Nature Guide(通称:KoNGコング)」
■主催者・資格認定機関
養成講座主催:登別市ネイチャーセンターふぉれすと鉱山
資格認定機関:NPO法人登別自然活動支援組織モモンガくらぶ
■資格認定の意義
・資格を認定し、カリキュラム修了者を「公認」することで、よりふぉれすと鉱山およびモモンガくらぶに対し支援・貢献するための自覚を促すことができる。
・地域の人が地域の人を認める、という概念が、よりよい人的環境を産み出すことにつながる。
■資格を獲得することで、認定者に培われる資質
・鉱山町の自然環境に対する理解をより高めることができる。
・より安全に配慮した自然案内をすることができる。
・教育的な価値を重要視した、丁寧・親切な自然案内をすることができる。
・常に最新の自然情報を手にすることができる。
・ふぉれすと鉱山やモモンガくらぶの人的ネットワークを利用した、より多様な自然体験活動を展開する能力を持つことができる。
■資格認定者に認められる活動
・鉱山町およびふぉれすと鉱山において、積極的なガイド活動をすることができる(非営利を原則とする)。
・鉱山町で活動する際、ふぉれすと鉱山およびモモンガくらぶの備品を使用することができる。
・鉱山町で活動する際、ふぉれすと鉱山およびモモンガくらぶの人的ネットワークを使用し、支援を得ることができる。
■資格認定者が実施している活動
・モモンガくらぶ自然活動事業 KoNG主管事業(ワンデイハイクなど年15事業(2010年度))
・モモンガくらぶやふぉれすと鉱山から依頼を受けた自然ガイド。例)スペシャルウィ-ク内のガイド
■資格認定のための条件
・資格認定機関が指定する養成講座への参加 ※補習制度あり(要相談)
・演習の実施
・モモンガくらぶの会員であること、または認定の際にモモンガくらぶに入会する意思のあるもの
※その他の必要経費は自己負担とする。
■資格認定期間
2年(更新年度に1回以上の講座への参加によって更新とする)
■カリキュラム(平成23年度)
A.養成講座
①ガイド概論
②鉱山町を知る1(歴史)
③鉱山町を知る2(地質・鉱石)
④鉱山町を知る3(動物)
⑤鉱山町を知る4(植物)
⑥鉱山町を知る5(野鳥)
⑦鉱山町を知る6(水生生物)
⑧鉱山町を知る7(昆虫)
⑨救命救急・AED講習
⑩川のリスクマネジメント
B.演習
受講者全員で1つ(人数によっては班編成となる)の自然体験プログラムを企画・運営する。当日のガイドだけではなく、企画書・案件書づくり、チラシづくり、下見・準備からプログラムを作りあげる。
以上の単位をすべて習得することで認定資格を有す。
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